イントロダクション


Atoms Crowdについて

Atoms Crowdは、クラウドシミュレーションフレームワークです。
Atoms Crowdは、スケルトンベース及びモジュール式であり、C++またはPythonを介して拡張することが可能です。

Atoms Crowdは、どの3Dパッケージにも依存していません。
Atoms CrowdをMayaとHoudiniに統合しました。既に、VRay、RenderMan、Arnoldをサポートしています。

こちらのドキュメントでは簡潔にするために、Atoms CrowdをシンプルにAtomsと呼ぶことがあります。

Atoms Crowd とは?

Atoms Crowdは次のとおりです。

  • 使いやすい:クラウドに対して限られた知識しかない方でも、シミュレーションに関しては、誰でもAtoms Crowdを使用することができます。Atoms Crowdは、完全にユーザー主導です。その為、アーティストは実際に方向の変更や、エージェントの位置の変更など、いつでも自分のエージェントを使用して、何を行うかを決めることができます。
    どのAIもユーザーのために決断を下すことはありません。ユーザーのクラウドショー/ショット環境(すなわちエージェント定義、アニメーションクリップ)を構築するためには、クラウドのコンセプトに精通したアーティストが必要とされる可能性があります。

  • カスタマイズ可能及び拡張可能:Atoms Crowdは、C++とPythonを用いて拡張することができます。 Pythonバインディングは完全に一致します。
    C++サイド:シミュレーション中に様々な種類の情報にアクセスしたり、独自のエクスポーターを作成して、動かすことができます。
    このような柔軟性を持つことで、現在のワークフローにAtoms Crowdを統合することや、ショーを配信するために必要な特定の機能がソフトウェアに欠如していることが判明した場合、それらを拡張することの両方が容易になります。

  • スケルトンベースのシミュレーション:これは、最高のアニメーションクオリティを実現するために、エージェントのスケルトン(パーティクルなし)を完全にシミュレートします。

  • マルチソフトウェアサポート:こちらの構造のおかげで、Atoms Crowdは、複数のソフトウェアで作業を行い、レンダリングエンジンなどの他の技術をサポートすることができます。現在、Atoms Crowdは、HoudiniとMayaをサポートしていますが、それをユーザーの独自の技術で操作することは簡単です。例えば、レンダリング時にAtoms Crowdから必要なすべての関連情報を抽出した場合、カスタムツールを使用できるため、保持したいレンダリングワークフローが既に存在している場合でも問題はありません。

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