E_Render

レンダーノードには最終画像をレンダリングする役割があります。入力として、ボリューメトリックプリミティブやライト、ホールドアウトを取得し、与えられたレンダリング設定を使用して画像を出力します。

レンダーノードには、ディープイメージおよび標準的な画像の両方をレンダリングする機能があります。下流ノードがディープデータを要求すると、ディープデータがレンダリングされ、そうでない場合は標準的な画像がレンダリングされます。

ご注意

Eddyでのレンダリングの詳細は、ドキュメントのレンダリングのセクションを参照してください。

インプット/アウトプット

接続

ClassType

数値

説明

cam

CameraOp

1

フレームをレンダリングするカメラ。

obj/scn

EddyShader

1

シーン内の1つまたは複数のオブジェクトに適用されるシェーダーを定義するEddyのシェーダーノード。


EddyLight

0+

シーン内のライティングを表現する、1つ以上のEddyのライトノード。


LightOp

0+

シーン内のライティングを表現する、1つ以上のNukeのライトノード。


EddyHoldout

0+

シーン内の不透明なオブジェクトを表現する、1つ以上のEddyのホールドアウト。

出力内容

Iop/DeepOp

1

Nuke IopまたはDeepOpで描画されるレンダリングされたフレーム。

コントロール

パラメータ

ValueType

説明

Progressive Rendering

True/False

ビューポートでのプログレッシブレンダリングを有効にします。

Free Memory HUD

True/False

使用済みおよび空いているGPUメモリを表示するHUDをビューポート上に表示します。

Create Default Lighting

True/False

このノードにライトが接続されていないときに、いくつかのデフォルトのライティングを作成します。これにより、適切なライティングを設定しなくてもすばやくレンダリングを行うことができます。

Output Clamp

0…inf

出力内容をクランプする最大値。これを必要最小限の値に設定すると、パフォーマンスを向上させることができます。

Overscan Mode

リスト

オーバースキャンモードを指定して、レンダリングされる領域を拡大します。

Overscan (percent)

0…inf

パーセントで指定します。例: 5.0の値は、5%のオーバースキャンを意味します。

Overscan (pixels)

0…inf

オーバースキャンの量をピクセルで指定します。例: 25の値は、レンダリング画像の上///右の端を25ピクセル拡大します。

Maximum Progressions

1…inf

各ピクセルに使用する最大サンプル数。これは主要な品質管理で、増加させるとノイズが減少します。

Error Bound

0…inf

各ピクセルの色の値での許容誤差。この誤差の限界に到達すると、このピクセルに対してそれ以上サンプルを取得しません。

Multiple Scattering

True/False

完全なパストレーシングのマルチスキャッタリングを有効にします。

Motion Blur

True/False

モーションブラーのレンダリングを有効にします。

Shutter Mode

リスト

モーションブラーの計算のためのシャッターモード。

Shutter Angle

0…360

シャッター角度はモーションブラーの量を制御します。これは、度単位で測定されます。

Deep Sample Scale

0…inf

ボクセルサイズの倍数として測定されるディープのサンプルデプスのサイズをスケールします。

Max Deep Samples Per Pixel

1…inf

1ピクセル当たりのディープのサンプルの最大数。

Camera projection

リスト

レンダリングに使用するカメラプロジェクションのタイプ。

Custom settings

True/False

ボリュームを分析することで自動的に選択するのではなく、手動でレンダリング設定を指定します。

Integrator type

リスト

一次光線に使用するインテグレータのタイプ。

Transmittance integrator type

リスト

一次透過光線に使用するインテグレータのタイプ。

Secondary integrator type

リスト

二次光線に使用するインテグレータのタイプ。

Secondary transmittance integrator type

リスト

二次透過線に使用するインテグレータのタイプ。

Emission type

リスト

このボリュームで見られるエミッションのタイプ。

Monochrome extinction

True/False

ボリュームが白黒の消散のみを含んでいることを示します。この設定が正しくない場合は、レンダリングされた結果も正しくありません。

Supervoxels

True/False

レンダリングを速くする可能性があるスーパーボクセルを有効にします。

Raymarch step scale

0…inf

レイマーチングインテグレータで使用されるステップサイズを増やすスケール。ステップサイズを大きくすると速くなりますが、生成された結果は正確ではありません。

Raymarch transmittance step scale

0…inf

透過率のレイマーチングインテグレータで使用されるステップサイズを増やすスケール。ステップサイズを大きくすると速くなりますが、生成された結果は正確ではありません。

カスタムおよび自動設定

カスタム設定が求められていない場合のレンダーノードのデフォルトの挙動は、レンダリングに最適な設定を自動的に決定することです。これらは、レンダリングされるボリュームの特性だけでなく、要求された進行の最大数(Maximum Progressions)にも基づきます。

例えば、自動的に選ばれた設定が理想的ではなかった場合など、カスタム設定を選択しなければならないことがあります。カスタム設定を使用する場合は、必ずそれらが有効であることを慎重に確認してください。有効でない場合(例えば、 実際はカラーの消散を行っているときに、Monochrome Extinctionを選択して誤ったエミッションタイプを使用する場合)、生成される画像も不正確になります。

Smokeシェーダーにより煙のボリュームとしてスフィアをレンダリングする