Holdouts
ホールドアウトは、実写プレートの影や反射に非常に近いCGオブジェクトの影や反射を集めるために使用されます。ホールドアウトを作成するには、RenderManのパラメータがすべて適用されていなくても、必要なホールドアウトオブジェクトとROPノードを選択した状態で、ホールドアウトシェルフボタンを選択します。ここでは、適切なRenderManホールドアウトアトリビュートを追加して「オン」に設定し、適切なディスプレイとフィルタを設定して、合成用のシャドウ結果を生成します。
オブジェクトをホールドアウトとして作成する場合は、ジオメトリのRenderMan、TraceタブでHoldoutをチェックします。
完全にシェーディングされたオブジェクトは、影をキャッチし、間接的な拡散光や反射などの環境効果をレンダリングします。これにより、撮影された環境に似せて作られたホールドアウトジオメトリにCGオブジェクトの影や効果をキャッチすることで、CGオブジェクトを映画や実写のプレートに統合することができます。
ホールドアウトオブジェクトを選択した後、正しい出力と表示を設定する必要があります。
オクルード、アンクルード、シャドウのAOVを表示するには、それぞれに対応したLPEが必要です。以下に、3つのカラーLPEをその名前で示します。
shadow
occluded l pe:holdouts;C[DS]+[LO]
unoccluded lpe:holdouts;unoccluded;C[DS]+[LO]
PxrShadowDisplayFilter vopを作成し、表示フィルターとしてROPに追加する必要があります(Advanced Tab内)。
表示フィルタのAOVパラメータは、上記で作成したAOV名を参照する必要があります。
この効果をインタラクティブにレンダリングしながらプレビューするには、シャドウ表示フィルタの後に追加の表示フィルタを利用するとよいでしょう。
PxrImageDisplayFilter