Eddyのレンダラーは、アンバイアス(不偏)で物理ベースのパストレーシングボリューメトリックレンダラーです。ボリューメトリックプリミティブの他、複数のライトタイプ、ボリューメトリックおよびメッシュのホールドアウト、モーションブラー、マルチスキャッタリングに対応し、ディープイメージデータを作成することもできます。
情報 | ||
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パストレーシングは、モンテカルロ積分を使用し、各ピクセルの色を決定します。モンテカルロ積分は、各ピクセルに対して粗いノイズのあるサンプルを多数取得し、それらを結合して最終のピクセルカラーを見つけます。このランダムでノイズのあるサンプリングは、十分なサンプルが取得されない場合、最終画像にもノイズが残ります。画像内のノイズの誤差は、累進数の平方根に反比例します。つまりこれは、誤差を半分に減らすためには、4倍処理を進行させる必要があるということです。 |
情報 | ||
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不偏レンダリングとは、レンダラーが、十分に処理を進行させられた場合は、最終的に正確な結果に収束することが保証されているということを意味します。パフォーマンスの向上や精度を重要視する場合は、制御されたバイアスを少量受け入れるほうが有益なこともあるため、対応しているすべてのレンダラーの機能が不偏という訳ではありません。不偏ではないオプションは、明示的に呼び出され、ドキュメントに記載されます。 |
ボリューメトリックマテリアル
Absorption
Absorption係数は、与えられた距離で媒質により光が吸収される量を制御します。
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さまざまなライトのタイプに対応しています。Nuke固有のライトノード群とカスタムのノードを組み合わせて使用し、レンダーノードへ入力として渡すことができます。
情報 | ||
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レンダーノードに何もライトが提供されていない場合、デフォルトのポイントライトが内部的に作成されます。 |
ポイントライト
ポイントライトは、Nuke固有のPoint ノード、またはタイプにPointを設定したE_Lightのどちらかを使用して作成することができます。color(カラー)、intensity(強度)、falloff type(フォールオフタイプ)の項目のみが使用されます。
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Eddyでカスタムのカラースペースを登録することもできます。これらのカスタムカラースペースは、カラースペースを指定可能なすべてのノードで使用することができます。カスタムのカラースペースを登録するには、Eddyの「nodeScripts」フォルダに新しいpythonファイルを置きます。以下は、いくつかの新しいカラースペースを登録するpythonファイルの例です。
custom_color_spaces.py¶
コード ブロック |
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from eddy import * |
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from eddy.imath import M33f, V2f |
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# ProPhoto RGB |
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# Registering using primary chromaticities. |
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register_color_space_primaries(name="ProPhotoRGB", display_name="ProPhoto RGB", |
...
red_primary=V2f(0.7347, 0.2653), |
...
green_primary=V2f(0.1596, 0.8404), |
...
blue_primary=V2f(0.0366, 0.0001), |
...
white_point=V2f(0.3457, 0.3585)) |
...
# PAL/SECAM RGB |
...
# Registering using conversion matrix directly. |
...
pal_mtx = M33f((( 3.0628971, -1.3931791, -0.4757517 ), |
...
(-0.9692660, |
...
1.8760108, |
...
0.0415560 ), |
...
( 0.0678775, -0.2288548, |
...
1.0693490 ))) |
...
register_color_space_matrix(name="pal", display_name="PAL/SECAM RGB", from_xyz=pal_mtx) |
詳細は、カラースペース関数 APIドキュメントを参照してください。 APIドキュメント(英語)を参照してください。