巨大なシーンの再構築
RealityCaptureアプリケーション(RC)は、ほぼすべてのタスクに最先端のアウトオブコアアルゴリズムを使用します。従って、コンピュータのメモリについて心配する必要はありません。
1台のマシンに画像やレーザースキャンを無制限に簡単に登録することができます。ただし、コンポーネントを使用する特定のワークフローが必要です。このような場合、数千単位の高解像度(36-80 MPX)画像には16GBで十分です。コンポーネントワークフローの詳細については、アプリケーションヘルプの「Using components」セクションを参照してください。
メッシュ、カラーリング、テクスチャリングは完全にアウトオブコアです。これは、100万個の画像またはスキャンをまとめて登録すると、例えばRAMが16GBのマシンで、パフォーマンスを低下させることなくメッシュおよびテクスチャを作成できるということです。
ただし、限られた時間で結果を提供する必要がある場合は、再構築をいくつかの部分に分割し、複数のコンピュータで並行してシーンを再構築することができます。
メリット:
複数のコンピュータで部分ごとに並行してシーンを計算することができます。
隣接するモデルをスムーズに結合することができます。
デメリット:
RCの外部でブロックを1つのメッシュに統合する必要があります。
前提条件:
最終コンポーネントを含むプロジェクト。
以下の2つのオプションがあります。
a) 深度マップを計算する前に再構築プロセスを分割する。
プロジェクトを開く。グローバルな再構築領域を定義する。エクスポートする。
いくつかのサブ領域を定義する。
エクスポートされた領域を処理するために、RCの外部でスクリプトを作成することができます。または、‘RECONSTRUCTIONタブ/Tools/Info Panel’を使用して、数字で定義することもできます。サブ領域をそれぞれファイルへエクスポートする。
各作業者用にプロジェクトとソース画像をコピーする。
作業者間にサブ領域ファイルを配布する。
各作業者のPCでプロジェクトを開き、別のサブ領域をインポートして、モデルの計算を開始する。
1台のPCですべての計算を開始した後、モデルの計算が50%を超えた時点で(つまり深度マップはすでに計算されている)、ブロックごとの計算に切り替える場合は、キャッシュを再利用して各PCでブロックの計算を2倍高速化できます。
b) 深度マップの計算後に再構築プロセスを分割する。
計算を一時停止し、一時停止するまで待つ。
サイズにかかわらずキャッシュ全体をバックアップする。
作業者のすべてのPCにキャッシュを配布する。
a)のセクションに記載した手順で続行する。