例3 - トレーシングペーパーを通してライティングを行う

ジュエリーのような被写体には、拡散照明が有効な場合があります。写真家は、トレーシングペーパーのような媒体をライトと被写体の間に置き、この効果を作成します。被写体に見られる反射をコントロールすることもできます。

例：www.karltayloreducation.com/jewellery-photography-top-tips-for-how-to-photograph-jewellery

例：www.photigy.com/school

HDR Light StudioのDiffusion ブラーフィルターを使用します。より高いブラーの値でその効果を模倣することができます。これにより、トレーシングペーパーのような拡散媒体越しに見えるライティングの見た目が得られます。

以下は、HDRIマップをライティングに使用したレンダリング例です。ライトがどのように拡散しているかに注目してください。

ただし、このHDRIマップ上の光源は、実際にはハードエッジですが、ブラーによってすべて拡散されています。

暗い円は、トレーシングペーパーの円錐の最上部にある暗い領域を表しています。これは、リングに見られるライティングに少しコントラストを加えています。これにはブラーを追加しません。

これを実現するためのHDR Light Studioプロジェクトの設定は、以下の通りです。

左側が基のLight List、右側がComposite Lightの内容を展開したものです。

Composite Light内の硬いエッジのライティングが、どのようにぼかされて柔らかくなっているかを確認できます。このブラー効果の素晴らしい点は、完全に動的である点です。コンポジット内でライトを移動し、そのブラー効果を3Dシーン上でリアルタイムに確認することができます。