Infinite Plane

HDRI マップ上のScrim Lightで使用するための Infinite Plane 設定が追加されました。
この設定を他のコンテンツ タイプで使用すると、HDRI マップ上のライトの拡張された領域で奇妙な結果が得られます。

 Infinite Plane設定は 3Dマッピングでのみ使用できます。 これにより、ライトコンテンツが投影できる領域が拡張されるため、スクリムライトからこぼれる光が暗闇に消えるまで、光を維持することができます。 エリアライトの設定が有効になっている場合は、この設定は無視され、まったく効果がありません。 これは、HDRI マップ上の 3Dマッピングされたライトにのみ適用されます。

下の画像では、ケトルの両側にScrim Lightがあります。 スクリムライトからのライトの効果は、ライトにある幅と高さのサイズの設定を基に、ライトの外側のエッジに制限されていることを確認できます。したがって、スクリムのライティング効果はライトに合わせてクロップされます。 照らされるスクリムが非常に小さい場合は、この効果が必要になる可能性があります。

下の画像はまったく同じシーンですが、両方のライトのInfinite Plane設定が有効になっています。 これにより、スクリムのライティング効果がライトの輪郭によって制限されなくなったことが確認できます。 これは、巨大な平面をその後ろのスクリムライトを使用して照らしているようなものです。 ライトの効果の向きとスケールは、そのライトの向きとスケールによって制御されます。 スクリムのライティングによるハードエッジはなくなりました。 ライトは通常どおり移動したり拡大縮小したりできますが、長方形のライトの輪郭によって制限されることはありません。
 

無限平面の設定を使用するもう 1 つの利点は、スクリムライトのみを使用してショットのライティングを行い、スクリムライトの設定のみを使用してライトの見た目と雰囲気を調整できる点です。 以下に例を示します。 ショット内のすべてのライトは、無限平面が有効になったスクリム ライトです。 スクリムライトの設定を調整して、物理的な方法でライティング効果を劇的に変更できます。 ライトをスクリムから近づけたり遠ざけたりします。 これは、この効果を模倣したグラデーションを持つ電球のコンテンツタイプを使用するよりも、はるかに直感的です。